ベイマックス

日本での公開は2014年の12月20日です。 動画は102分でした。




第87回アカデミー賞の長編アニメ映画賞を受賞し、他に多数の映画賞を受賞している2014年度を賑わせた作品。


原案はマーベルのアメコミ『ビッグ・ヒーロー・シックス』が基になっています。


製作はウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオです。

よく間違えられるディズニー・ピクサーとはまったく別の会社となります。

本作で54作目となり、前作は社会現象になった『アナと雪の女王』でした。


さすがにディズニー作品だけあって、安心できるクォリティーで子供向けながらも、大人も充分に楽しめるストーリーだろう。


決して人を傷つけない 【ベイマックス】レビュー



主人公のヒロは13歳で高校を飛び級で卒業し、14歳にしてロボット工学の天才。

ロボット工学の天才と言えば、アメコミ原作映画の『アイアンマン』の主人公トニー・スタークを思い出すだろうが、本作のヒロも負けず劣らずの天才ぶり。


トニー・スタークのような「天才、お金持ち、プレイボーイ、博愛主義者」というワケじゃないけど、ヒロは「天才、ハーフ、引きこもり、思春期」である。


そんなヒロと並ぶ、もう一人の主人公“ベイマックス”でしょう。

ベイマックスというキャラクターは非常に面白い。


一つ目は、ケア・ロボットである事。

二つ目は、健康を第一にしている事。

三つ目は、決して人を傷つけない事。


特に“一つ目”のケア・ロボットという設定は絶妙である。


原作となる『ビッグ・ヒーロー・シックス』は人造生命体の戦闘マシン。

本作でのベイマックスは外装が空気を膨らませた優しいケア・ロボット。


安心感を与える肌触りを与えるというケア・ロボットは外傷を治す。

見えない心の傷でも治せるならば治すケア・ロボットは頼りになる。


兄タダシの遺志を受け継ぐ為、ヒロに託されたるベイマックスこそ作品を象徴する存在と言えるでしょう。


★★★☆☆

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動画 あらすじ 予告編~ベイマックス~

かけがえのない大切な人を失った時、ぽっかりと胸にあいた穴はどう治せばよいのだろうか…最愛の兄タダシを失い心に深い傷を負った14歳のヒロの前に現れたのは、何があっても彼を守ろうとする一途な“ケア・ロボット"ベイマックスだった…。

Walt Disney Animation Studios