天の茶助

公開は2015年の6月27日。 動画は105分。

第65回ベルリン国際映画祭にてコンペティション部門出品!
幻冬舎より文庫版が発売されたSABUの小説が原作である!
SABUが自ら監督と脚本として参加して実写映画化を実現!

天界には数多くの脚本家がいる。

彼は人間一人ひとりにシナリオを書いており、
その運命の通りに人生を生きる。


そんな脚本家たちに茶を配る茶番頭

それが本作の主人公となる茶助です。

演じているのは松山ケンイチである。


カメレオン俳優憑依型俳優として知られ、
多くの作品で違ったキャラクターを演じる。

本作では天界のシナリオを真っ向から否定し、
一人の女性を助けていく茶番頭を熱演します。


SABU監督らしい濃い登場人物と独特な世界観。

現実の世界であってまったく違った世界での物語。

その中心に立つ主人公の茶助が下界で暴れ回って、
天界の決まり切ったシナリオを変えていくのです。

沖縄の独特な雰囲気が不思議な印象を 【天の茶助】レビュー


茶助が下界へ降りた要因は新城ユリという女性。

彼女は過去のトラウマから口がきけなくなり、
天界の脚本家がしゃべらせようとしてもムダに。


更に彼女をめぐって天界の脚本家と、
下界に降りた茶助が戦っていきます。


天界の者である茶助が起こす奇跡の裏では、
天界の脚本家はユリを付け狙っていきます。


茶助を助ける種田、彦村、チャーリー・ポンの協力もあります。

それぞれも濃すぎる人生を送ってきたキャラクターばかりです。

SABU監督の創造したキャラクターを実際に表現した彼らは、
一度見ただけで忘れられないほど強烈なインパクトを放ちます。


本作はSABU監督の独創的な世界が隅々まで広がります。

本作はファンタジーがベースでドラマとロマンスがあって、
舞台となる沖縄の独特な雰囲気が不思議な印象を与えます。


一度観ただけでは分からないかもしれません。

ですが、そのインパクトは相当なモノである。


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★★☆☆☆

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動画 あらすじ 予告編~天の茶助~

天界。どこまでも続くような広間、そこでは数えきれぬほど多くの脚本家が白装束で巻紙に向かい、下界の人間たちの「シナリオ」を書いていた。茶助(松山ケンイチ)は脚本家たちに茶を配りながら、そんなシナリオの中で生きている人間たちの姿を興味深く眺めていた。中でも、口のきけない可憐で清純な女性・新城ユリ(大野いと)への関心には恋心にも似た感情があったといっていい。あるとき、広間の上空に「斬新~」と声を轟かせて白龍が現れる。それは脚本の総指揮でもある「あの方」からのメッセージだった。康夫(今野浩喜)という男のシナリオを書いていた脚本家に「斬新なアイデア」を求められた茶助はその場しのぎのいいかげんな助言を伝えたのだが、それが原因でユリが康夫の車に跳ねられて死ぬ運命に陥ってしまったことを知る。ユリを救う道はただひとつ。シナリオに影響が出ない天界の住人・茶助が自ら下界に降り、彼女を事故から回避させるしかない。

2015『天の茶助』製作委員会



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